J1福岡のMF前寛之(28)が7日、福岡市のアイズスポーツパークベイサイドでU―12のサッカー大会「第1回MAE CUP」を開催した。前は元々「福岡の子ども達に何かしてあげたい」という想いを持っていたが、元日に起こった能登半島地震の啓発活動としてこの大会を主催した。アスリートが社会貢献活動を行う日本財団Heros awardを通じて被災地への寄付を呼びかけることをSNS(インスタグラムのストーリーで発信し、それを参加した子ども達が拡散するという形)で支援を行った。前は「僕たちは被災地と離れた福岡にいますが、少しでも出来ることを見つけていき、参加した子ども達と支援の輪を作っていけたら」と話した。
10チームが参加し、那珂南FCが勝。優勝チームは宇賀神友弥(浦和)主催のUGAJIN CUP、鈴木武蔵(札幌)主催のMUSASHI CUP、岡本拓也(湘南)主催のOKAMOTO CUP等で構成する現役Jリーガーの冠大会の全国大会「HEROES CHAMPIONSHIP」に出場する。
大会実行委員長の岩元一晃氏は「子ども達と一緒に能登半島地震への支援啓発を前選手から提案いただき、子ども達にも良い経験になったと思います」と大会の成功を喜んだ。