2024年シーズンにG大阪からJ1札幌に期限付き移籍するFW鈴木武蔵(29)が代表理事を務める特定非営利活動(NPO)法人「Hokkaido Dream」が12月23、24日に北海道内で12歳以下の小学生を対象にした「第5回 MUSASHI CUP―Battle of Hokkaido―」を開催した。
23日は小樽地区、24日は空知、旭川地区で予選を開催。武蔵がスポーツの力を生かして社会貢献活動を行うアスリートを表彰する22年の「HEROs AWARD」を受賞したことにより、日本財団HEROsから活動奨励金を受けている。小樽地区はエッゾーレ余市、空知地区はくりやま、旭川地区はVITAが優勝。上位チームが来年1月6日に札幌で行われる代表決定戦に参加し、勝者が来年3月に予定されている全国大会の「HEROES CHAMPIONSHIP」に出場する。
武蔵のほかに同法人の理事を務める札幌MF荒野拓馬(30)、元札幌で現在は北海道社会人リーグの北海道十勝スカイアースに所属するMF中原彰吾(29)も参加。今回で5回目の開催。サッカーをプレーするだけでなく、サッカーを通して交流を深め、成長できる機会を作りたいという思いで続けられている。武蔵は「開催地域も年々増えて、もっともっと大きな大会にしていき、北海道の子どもたちとサッカーを盛り上げていけたら」と話した。荒野は「お父さん、お母さんが働いてくれているから君たちがサッカーができている」と子どもたちにプレーできるありがたみを伝えた。武蔵チームと出場全チームがエキシビションで対決するイベントもあった。中原は「子どもたちとボールを蹴ることで改めてサッカーをするモチベーションをもらえた」と喜んでいた。
Hokkaido Dreamは鈴木が代表理事を務め、荒野、札幌GK菅野孝憲などが賛同。Jリーガーの間で、その輪は拡大中で、社会貢献を思いながら、チャリティー活動などを展開している(https://hokkaidodream.org/)。